クラウドであることのメリットを生かすことはなぜそれほど重要なのでしょうか?
それは社内の全員が同じ情報を保持しなくてはならないからです。
例えば営業の局面ではそれぞれの営業マンが抱える見込客の数からその交渉経緯などは管理職が最も欲しい情報です。
いつ契約に至りそうなのか、なにが原因で交渉が停滞しているのか?そして受注へのポイントになる論点は?
必要なのは他の営業マンが持っている提案ノウハウなのかもしれません。
全員が案件の情報を共有することで効率の良い営業が可能になります。
そしてそのためにはどこからでも、また「扱いなれた端末」でソフトウェアにアクセスする事が可能でなくてはなりません。
さもないと、入力が面倒になり「営業マンが入力してくれない」といったことにもなりかねませんし、こうなればSFA/CRMを導入するメリットは大きく失われることになります。
顧客管理ではどうでしょうか?
定期的にある顧客向け問答集の改定の際に毎回電話の窓口社員に冊子で配ることは大変に手間です。
クラウドで管理する事で、管理者は適宜マニュアルの加筆改定が可能で保存ボタンを押すと即座に全従業員がそれにアクセスできます。
新しい商品やサービスの提供開始時には想定出来ない顧客からの質問がありますが、すぐに全従業員が把握することで商品やサービスの改良が可能になります。
また今までは取引企業から頂いた会社案内などの資料は担当者の机の中に仕舞われっ放しでした。
スキャンを行いクラウドを利用することで、そういった資料は場所を気にすることなく社員が共有することが可能になります。
引継ぎなどの業務もはるかに効率よく行えるようになります。